著作権契約の重要ポイント総まとめ講座

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コンテンツビジネスの成功に必要不可欠な「契約実務スキル」の前提知識を3時間で習得!
著作権契約の重要ポイント総まとめ講座
セミナー詳細
セミナーについて
近年、著作権絡みの様々なトラブルが大きく報道される機会が増えています。
これらの事件は、著作権についての「不正確な知識」と「リーガルマインドの欠如」に起因して生じるケースが多く、これを放置したまま著作権関連の事業を推進していくことは、企業経営上の大きなリスクへと繋がります。その中でも著作権の「契約」に関わるトラブルは特に生じやすい問題といえます。著作権法には、いわゆる「無方式主義」や「相対的権利」、著作者人格権や著作隣接権の存在、法人著作制度など、他の知的財産法に存在しない特徴が多く存在しており、ライセンス等の契約実務を円滑に遂行する上では、著作権特有の知識や留意点の正しい理解が不可欠です。
この点は「コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律」において、コンテンツ制作等を行う者の責務として「・・・コンテンツに係る知的財産権に関し知識と理解を深めること等を通じて、そのコンテンツ制作等に当たっては、これを尊重するよう努めるものとする。」と規定されており、法律上も要求されている重要事項といえます。このセミナーは、企業の契約担当者が必ずおさえておく必要のある実務上の重要ポイントを短時間で集中的に学べます。著作権契約の実務スキルを高めたい方は、是非ご参加ください。
以下のような皆さまに受講をお勧めします
- 著作権関連契約についての実務経験が少なく、不安を感じている法務・知財部門の方。
- 知識が不十分な状態で著作権関連契約の対応をしているコンテンツビジネス関係者の方。
セミナー内容
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- 1.
- 著作権制度の基礎知識(契約実務に関わる重要事項のみを解説)
- ・著作者/著作物/著作者の権利/著作権(財産権)/著作者人格権/著作隣接権 など
- 2.
- 著作権契約の基本知識
- ・著作権の調査について
・著作権契約の種類(著作権譲渡契約、利用許諾契約など)
- 3.
- 著作権ライセンス契約(使用許諾契約)における実務上の注意点
- ・ライセンスポリシー
・著作権ライセンスの対象
・制限規定について
・契約書のドラフティングとチェックポイント
・著作物利用許諾契約書の文例
・ロイヤリティの考え方
・契約交渉の実際(主な争点事項と留意点)
- 4.
- 著作権譲渡契約における実務上の注意点
- 5.
- キャラクター等の商品化権契約における実務上の注意点
- ・キャラクターと商品化権
・商品化権に関わる関係法規
・商品化権に関する契約書文例
・キャラクター等の所有権と著作権の区別
・キャラクター等の利用許諾のとり方
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講師プロフィール

石田 正泰 (いしだ まさやす)
青山学院大学法学部特別招聘教授
(一財)経済産業調査会監事
(一社)日本デザイン保護協会意匠研究会会員
(一社)日本MOT振興協会知的財産委員会副委員長 など
凸版印刷株式会社 専務取締役(法務本部長兼広報本部長、知財専門子会社社長)、
(一社)日本知的財産協会 副会長・ライセンス委員長・フェアートレ―ド委員長、慶應義塾大学大学院(理工)非常勤講師、(一社)日本経済団体連合会 知的財産部会長、東京理科大学専門職大学院研究科長・知的財産戦略専攻教授などを歴任。
著作として、「企業経営における知的財産活用論」「技術経営(MOT)におけるオープンイノベーション論」「知的財産契約実務ガイドブック」「ライセンス契約実務ハンドブック」(いずれも発明推進協会)、「企業経営に資する知的財産」(経済産業調査会、共著)など多数。
豊富な実務経験と高度な知見を有し、知財関連契約分野の第一人者として業界で高い評価を得ています。